[Jeanne d'Arc](1412-1431)フランスの国民的英雄。東部の小村ドムレミーの農民の娘。百年戦争後期、フランスの解放を神に託されたと信じ、シャルル七世から授かった軍隊を率いてオルレアン城の包囲を解くなどフランスの危機を救った。のちイギリス軍の捕虜となり、宗教裁判で異端の宣告を受けてルーアンで火刑となったが、1920年聖女に加えられた。オルレアンの少女。
いよいよやってきたJd'のビッグマッチ「YOKOHAMA BIG BANG」去年年末に急遽発表されたこの大会は、Jd'史上最大の作戦と題され、無謀なる挑戦とも言われた。しかし、Jd'の選手達はそんな声もどこ吹く風と文体へと走り続けた。そして向かえた大会当日−。
文男対女。そんな概念は今になってはもう古いのであろうか。そんな事を思わせる一戦であった。団体のトップを張る男子レスラーであるTAKAみちのく。それに真っ向から勝負していったJd'の武藤裕代。男対女。一体どんな試合になるのか正直心配していた人は少なくないであろう。果たして太刀打ちできるのかー。しかし、試合が始まってみれば武藤は堂々とTAKAみちのくに技を繰り出していたのである。胸元へ打ち込む水平チョップはTAKAの胸を赤く染め上げ、ブレンバスターはしっかりと武藤の力で持ち上げる。しまいにはアルゼンチンでTAKAを絞り上げたのだ。試合前の心配は全く不必要であったのだ。そう、武藤はJd'のトップレスラー達と対等に渡り合える選手なのである。しかも力ではJd'のトップである事は立証済みだ。あの130kgのTSUNAMIをアルゼンチンで担ぎ上げているのである。しかし、最後は団体をも背負うTAKAみちのくの実力。必殺技ジャストフェースロックで武藤からギブアップを奪った。闘い終わった両者は健闘を讃え合った。そして、セミファイナルの金網戦が修了した時、早くも武藤とTAKAは動き出す。KAZUKIが「高所恐怖症を克服した私に怖いものはない!誰でもTWFタッグに挑戦してこ〜い!!」と叫ぶとすかさず2人は入場し挑戦を要求!これにはビックリしたKAZUKIであったが、アベちゃんと相談の上その挑戦を受ける事になり、次回後楽園ホールでの阿部幸江・KAZUKI VS TAKAみちのく、武藤裕代が決定した。TAKAみちのくと武藤裕代。この強敵を相手にWANTED!?はまたしても大ピンチを迎えてしまった。
「禁断の一戦!世紀の一戦!」と題されたおばっち飯塚VS広田さくら。期待されつつ実現しなかったカードが遂に「YOKOHAMA BIG BANG」にて実現!そしてゴールデンオープニングマッチとして行なわれたのである。記者会見から舌戦繰り広げられたこの戦いは、勝敗と言うよりもどれだけ相手を笑わせ、どちらがどれだけ会場を笑いの渦に巻き込むかの勝負に重きを置かれた一戦であった。入場から試合・退場まで充分に数々のネタを披露した両者はまさにプロフェッショナルである。興行の第一試合という重責。しかもビックマッチとなればそれは何倍にもなる。そんなプレッシャーを感じていたのか、いないのか、おばっちと広田はいとも簡単に自らの持つ「セルフワールド」に観客を引き込み、会場を沸かせた。
この「YOKOHAMA BIG BANG」は決してゴールではない。それは今日この場で闘った選手、そしてそれを目の当たりにしたファンがいる限り戦いは続いていくのである。いよいよJd'7周年。Jd'の今後に期待して下さい!!