2003.8.10 後楽園ホール
『NO MERCY〜ダンプ体制派閥vs反乱軍〜』
アストレス3期生・秋山恵 プレデビュー
昨年12月にデビューを予定しておきながら、自らの負傷により、それから8ヶ月を経て、ようやくリングに登る事ができた3期生の秋山。待望のプレデビュー戦は、相手のザ・ブラディーに積極果敢に関節技を仕掛けていくという展開。ブラディは余裕の表情で、この3期生の腹部に全体重を乗せたニースタンプなどを見舞う。一見、苦痛の表情の秋山だが、その奥にはリングに立っていることの喜びが垣間見えた。エギジビジョンとして行われた5分間のバトルは、一瞬にして幕を閉じたが、やはり秋山の顔は喜びに溢れていた。『これが、私のやりたいプロレスです・・・!』9/11後楽園で本格デビューを果たすことになったこの新人の活躍にご期待ください!
斉藤啓子、アストレス2期生・石川から勝利!
パワーと破壊力に勝るTSUNAMI&石川組に、賀川&斉藤組がスピードと俊敏さで対抗するという試合展開。しかしながらTSUNAMIのパワーの前にこの反乱軍のタッグは、ちぎっては投げられ続けた。そして試合は終盤、石川が得意のフィニッシュ技・葉隠れを斎藤に見舞おうとした矢先に、斎藤はそれを避け、飛びつき式の回転エビ固めを決める。大逆転の3カウント。先月、初めてのジュニア選手権挑戦に敗れたものの、デビュー11ヶ月目を迎えた斎藤の勢いは、まだまだ止まりそうにない。
藤原和子アワー、第4回目のゲストは・・・あの性転換レスラー!
今回のテレフォンショッキングでいいとも!のゲストは、身長185cm、体重105kgを誇る大オンナ(?)・工藤あづさ。KAZUKIはこの体格差に苦しめられながらも、得意の電気あんまや、急所蹴りで形勢逆転を狙うも、相手はやはり女性らしく、急所攻撃も効果ナシ。STFを決めようとするが、相手が長身で足のフックがかからない。それでも、水車落としを決めるなど健闘したKAZUKIであったが、最後はヤケクソになってレフリーに急所蹴りの暴行で、無情の反則裁定が下った。・・・試合が終わればノーサイドって事で、工藤あづさから紹介された次回のゲストは、8/24新宿大会にちなんで新宿鮫選手に決定した。
乱丸の悲願のダンプとの一騎打ち・・・そして
念願の一騎打ち実現に鼻息荒い乱丸の闘志をいなすかの様に、ダンプは開始直後、いきなり場外戦に持ち込んだ。乱丸はマスクを破られ、素顔が半分見え隠れする状態での苦戦を強いられた。それ以降は終始ダンプ派セコンドが試合に介入しつづける荒れ模様の展開。乱丸のダメージが蓄積されたと見るやダンプは、エグい角度の変形パワーボムを連発し乱丸の戦闘意欲そのものを叩き潰しにかかるが、会場の声援を受けた乱丸は費えぬ闘志でフォールを返しつづける。しかしながら、最後は130kgのダンプの巨体から打ち込まれた強烈なラリアットでジ・エンド。無情にも、ダンプ松本が勝ち名乗りを受ける結果となった。試合後、ダンプの口から意外なマイク。「おい、乱丸。このままで済むとは思うなよ。8/28北沢、アタシはファングとタッグを組むから、かかって来い。もし、俺が負けたらCOOってヤツを辞任してやるよ!」
桜花のタッグタイトル3度目の挑戦。その結果は・・・
TWFタッグタイトルと共にジュニアタイトルも保持する目下2冠王、その上、この試合に勝利すればブラディの保持するTWFシングルへの挑戦権を獲得するMARUと藪下の王者組は自信溢れた余裕の表情。かたや、おそろいのコスチュームで登場した挑戦者組の特に桜花は「これが最後のベルトのチャンス」と心に期しての自身3度目の挑戦という事で緊張の表情。ダンプ派の勢いに反乱軍が風穴を開けることが出来るのか?アストレス史上初のTWFタッグ王者は誕生するのか?様々な見所が散りばめられたこの選手権試合は、両チームの充実振りが伺える内容となった。桜花に対してタイトルの重みを身を持って知らしめるべく藪下からはふだん以上に執拗なサブミッション攻撃。MARUも必殺のストレッチマフラーで桜花を追い込む。一方の桜花も師匠ブラディーとの息の合った連携で肉迫。そして終盤、藪下が桜花に対して追い込みをかけようとした瞬間、桜花の勝機はおとずれた。一瞬のスキをついての小包固め。1・・・2・・・スリー!・・・この瞬間、アストレス史上初のTWF世界タッグタイトル奪取が決まった。フイを突かれた藪下は信じられないという表情。それ以上に信じられないという表情を浮かべていたのが桜花だった。しかし、このアストレス2期生はすぐに王者としてのマイクをリング上で述べた。「これからもプロレスラーの名に恥じないよう、戦っていきたい。」ザ・ブラディー&桜花由美組、ここに第18代タッグチャンピオンチームが誕生した。
派閥抗争天王山〜電光石火の青い稲妻炸裂!
セミファイナルにて、ダンプ派から反乱軍へタッグベルトが移動し、続くメインのQORシングルタイトル戦。反乱軍メンバーの願いは、カニみそ花子の双肩に懸かっていた。文字通り、この試合で王者ファングが勝利すれば、カニみそ本人はおろか、桜花由美までもが、指定された覆面を被っての覆面レスラーにならねばならないという条件が懸かっており、逆にカニみそが勝利した場合は、本名のリングネームを取り戻し、その他、いままでファングから押し付けられてきた様々なペナルティを免除できるという条件が付加されていた。完全決着ルールで行われたこの一戦。完全なる決着をつけるためのこのルールは、逆にファング側にとって、場外乱闘やり放題、レフリーへの暴行やり放題をも意味していた。序盤より、当然のごとくセコンド入り乱れての場外乱闘でペースを握ったファングは、カニみその額を流血に染める。リング上をイスで埋め尽くし、小林レフリーをイス攻撃でKOさせ、そして、ダメージの残るカニみそを、鋼鉄と化したマットに叩きつけた。すべてはファングの作戦どおり。3カウントを取るためにファングは相手に覆い被さり、セコンドのMARUが失神している小林レフリーの手を取って、カウントを開始。(5/31前回後楽園での同一カードでは、この方法でファングが勝利。)1・・・2・・・ス・・、そして、力ないレフリーの右腕がMARUの力によってキャンパスマットを叩こうとした瞬間、・・・なんと小林レフリーが間一髪のところで気を取り戻し、疑惑の3カウントを阻止!ここから、カニみその猛反撃が開始。必殺技の垂直落下式ブレインバスターを連発。執念で返すチャンピオン。奥の手のパウダー攻撃でファングは反撃に転じようとするが、怒りのカニみそはものともしない。最後は、カニみその新必殺技「青い稲妻」がファングに炸裂し、3カウント。見事、カニみそ花子改め、武藤裕代がジュニアタイトル以来となるQORシングル王座を奪取した。こうして、武藤は本名のリングネームを取り戻し、ファングのレフリー指名権も剥奪、そして、桜花の入場時に禁止されていた歌も解禁させ、そして何より、反乱軍にもうひとつの栄光をもたらした。
・・・8/28北沢決戦、ダンプ&ファング組vs武藤&乱丸組。ダンプ派コンビが負ければ、ダンプ松本がCOOを辞任するというこのタッグマッチに、JDスターマットの行方が賭けられる事になった。